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チャリ馬鹿日誌65

■プレミアムバイクインプレッション2017 TOKYO

バイシクルクラブやバイシクルプラスなどの出版を手掛けるエイ出版の主催で行われた、プレミアムバイクインプレッションにこの前の日曜日(2017/5/7)に行ってきました。TOKYOってあるのは今年は3月に大阪でも行われたからなんですねー。大阪と東京では一部出展ブランドが違ってたりするので、両方とも全く同じとはならないみたいです。

コースは神宮外苑オーバルコース1周1.1kmと長くも短くもなく丁度いいくらいの距離。途中信号が3箇所あるので、どこにも引っ掛からず回ってくるというのは多分ないんじゃないかな?なので、信号待ちからのSTOP&GOやダンシングなども試すいい機会になるかと思われます。

神宮外苑の最寄り駅は信濃町なんですが、5/7の10時頃は総武線の人身事故の影響で中央線が運転見合わせで動いていないとのこと、代々木まで行ってそこから考えるか…って思っていたんですが、自分が乗っていたのは湘南新宿ライン、代々木には止まらないっすね。なので、渋谷で乗り換え…が途中で面倒になって、そこから自走に切り替えました。渋谷−青山なんてそんな距離でもないし。

神宮外苑絵画館前に着いたのは11時少し前。事前にオンラインでチケットは購入してあったので(←チケット制です。無料ではありません)必要事項の記入だけの簡単な手続きで、いざ、会場へ。ってその前にペダル外さないとね。何故かと言うと、試乗できるバイクは基本フラットペダルなんですが、自分のペダルを付けることができるものがあります。(シマノ、ルック、タイム、スピードプレイなどなど)自分の慣れたペダル&ビンディングシューズで乗ってもらおうって趣旨なんですね?

さ〜てペダルを外そうかな?とトピークのラチェットレンチで8mmをセットし、回そうとしていくら力を入れてもビクともせず、これはプロを頼ろうと出展しているブースの中からワイズロードのブースを見つけ、何とか事なきを得ました。

今回は前回のプレミアムバイクインプレッションやサイクルモードで乗ったことがあるのは除外しようというのを事前に定め、ピナレロビアンキサーベロ、リドレー、スペシャライズド辺りにフォーカス。

先ず、一番最初にのったのはPINARELLO DOGMA F8(フレーム価格\615,000-)

F10が出てくるまではフラッグシップモデルだったモノですね。去年のツール・ド・フランスのウィナーバイクでもあります。今はF10、F8 X-lightとあるのでフラッグシップモデルではなくなりましたが最高水準にあるのには間違いないかと。コンポはシマノDURA-ACE Di2にホイールもフルクラム レーシングゼロと一級品が付いています。全部合わせると100万越えますね(汗。

先ずフレームですが、今まであったエアロフレームの翼断面構造からエンド部をスパッと切ったカムテール構造に変化しています。空気の乱流を抑えるには翼断面である必要はないってことでこうなったみたいですよ?

シンクロシフトが搭載された9150系の電ヅラではなかったみたいですが、最初から電ヅラとは幸先がいいです。漕ぎ出しからのダンシングでは力が抜けることはなく、踏めば踏むだけ返ってきます剛性は半端ないので、剛脚さんにはもってこいの1台なんでしょう。

次に乗ったのは、FACTOR O2(フレーム価格\540,000-)

ファクターって聞いたことのないブランドとは思いますが、2007年にイギリスで誕生したまだ10年くらいの若いブランドです。2017年シーズンではUCIワールドチームの「AG2R La Mondiale」が採用するということで俄然注目を浴びているブランドでもあります。付いていたコンポはこちらも電ヅラ。ホイールはブラックインク30Cとブラックインクのホイールの中では一番ローハイトなモデル。

公称740gの軽量フレームとエアロ形状のストレートフォーク。ひらりひらりと進むヒルクライム用決戦バイクとして申し分ない性能かと。ただ、ボトムブラケットがBBlightってなってるけどサーベロ以外で流行ってたっけ?

次はBIANCHIのSpecialissima(フレーム価格\530,000-)

鮮やかな空色(チェレステってそういう意味です)で女性に特に人気なビアンキ、創業は1885年と現存する自転車メーカーとしては最古参。ローディーにとってはパンターニが2大グランツールを制覇したバイクとしての方が有名でしょうか?

ビアンキのロードモデルとしては最軽量を謳うスペシャリッシマ。公称780gは超軽量争いからはやや外れますが、フォークとセットで1kg程度は十分ヒルクライム用決戦バイクとして戦える水準。

乗っていると可もなく不可もなくといった感想になるんですが、こいつの真骨頂は多分長距離にあるのかと。特許を取得したカウンターヴェイルという素材をフレームの中間層に挟み、不要な振動を最大80%カットするということらしいです。乗っていて疲れないってことなんですかねー。

次に乗ったのが、TREK DOMANE SL6(完成車価格\410,000-)

マドン9.2を試したかったとこではあったんですが、60分待ちと言われて泣く泣く諦め。昨年と一昨年にエモンダALR5は試乗しているので、それ以外を…と物色していたところ丁度空きがあったのでドマーネのSL6を試乗。

アッセンブルパーツは機械式アルテグラとボントレガーのレースライトのホイールのセット。OCLV500シリーズのカーボンで織られたフレームはOCLV400シリーズのカーボンと同じくエンデュランスモデルにマッチするということらしく、カーボンフレームの中では下から2番目。まぁ、値段設定もそんなもんかな?

フレームもそこまで軽い訳でもなく、紐アルテとウチのと似たような重量のホイール。ウチの(CARERRA PHIBRA-EVO)と大差ないなぁってのが率直な感想か?

次はDEDACCIAI STRADAのNERISSIMO(フレーム価格\154,000-)

デダチャイストラーダ、聞いたことのないメーカーかも知れませんが、コロンバス、レイノルズ、カイセイなどと並んでOEM供給しているパイプ屋としては超有名。で、OEM供給では飽き足らず、飽くなき挑戦と情熱の結晶として生まれたレーシングブランドがこのデダチャイストラーダになります。パイプメーカーとは別にデダチャイエレメンティという別部門があり、そちらはステムやハンドル、シートポストなどを手掛けているので、コンポとホイール以外は全てデダで揃えることも。

で、このネリッシモというバイクですが、ホリゾンタルフレームの部分を除き、T700のHMカーボン、1050gのフレーム重量、380gのフォーク重量とウチのバイクほぼソックリ。これでフレーム価格15万強なんだから十分お値打ちじゃないですかね?

105のコンポとMAVICのAKSIUMってことでもっさりした印象しかなかったんですが、ホイールを上級グレードに載せ替えたら化ける気がするなぁ。

次にCIPPOLLINIのBOND(フレーム価格\349,000-)

スプリンターとして名を馳せたイタリアの名選手マリオ・チポッリーニが2011年に興した、まだ企業10年にも満たない若いブランド。OEM生産で海外で作られることが主流になっている現在にあって敢えて全てイタリア国内生産という希少なブランドの1つ。

ワイズロードが正規代理店で、こちらも勿論ワイズロードのブースにありました。チポッリーニのフレームはスプリンターのパワーを受け止めるべくレーシーな乗り味が多いとのこと。

試乗前に注意されたことが「リズムを意識」「ガンガン踏んでも進まない」「ケイデンスは回し気味で」の3つ。踏むところと力を抜くところを意識しないとうまく進まないとのこと。アッセンブルパーツは紐アルテとデュラエースのC35のホイールというセット。

オールラウンドモデルという位置付けのフレームと、これまたオールラウンドなヅラC35のホイール。先ず、試しにガンガン踏んでみたら、ちょっとやそっとでは跳ね返される剛性感。いやぁ固いのなんの。こんなの脚力任せで踏んでたら直ぐに脚が売り切れるわ。次にクルクル回すように意識。するとスルスルとよく進む。スプリントする際の踏むポイントが限られるという癖のある面白いバイク。

まだまだいきます。次に乗ったのがCUBE ATTAIN Race(完成車価格\133,600-)

1993年にドイツで設立された、こちらもまだ若いブランドの1つ。ドイツ国内ではMTBロードバイクのミドルレンジ、トップレンジのトップブランドになっているとか?で、乗ってきたのがATTAIN Raceというアルミフレームのモデル。アッセンブルパーツはコンポがティアグラでホイールがフルクラム レーシング7というセット。

今回の試乗した中では唯一アルミフレームの10速。新ティアグラということでSTIからケーブルが出ているタイプじゃなかったので、ケーブルが邪魔ってことにはなっていませんでした。

6061系アルミを採用したフレームは本当にアルミ?と疑いたくなるような細いパイプ構造。「カーボンです」って言われても疑問を持たないかも?ただ、乗れば一発で「あ、アルミだわ」と感じてしまうレベルにあるのは否めないかと。総重量9.45kgはアルミにしては軽い方だと思いますけどね?

最後、SPECIALIZED S-WORKS TARMAC RED eTap(完成車価格\900,000-)

最後の大トリには、昨年ワイヤレスコンポSRAM RED eTapを販売し、それを取り付けたS-WORKS TARMACを試乗。というかこれが一番乗りたかった。昨年の6/5に当時ピナレロのを除けば国内2台だけっていう試乗車に触らせてはもらっているんですよね?その後サイクルモードでも変速機構だけは展示してあったんですが、なかなか実車に乗る機会が恵まれなくて…。当日も午前中に試乗用整理券の配布は終了、凄い人気でした。

アッセンブルパーツはコンポは勿論、SRAM RED eTapですが、ホイールもスペシャの傘下ロバールのCLX40というセミディープホイールのセット。

先ず、基本のおさらいです。シフト用の変速レバーは左右1つしかありません。右のシフトレバーを押すとリアのシフトアップ。左のシフトレバーを押すとリアのシフトダウンになります。左右同時に押すとフロントがアウター→インナー、インナー→アウターへと変速します。因みに押しっぱなしで多段変速する仕組みです。

いやぁ、笑いが止まらないとはこのことで、終始にやけっ放しでした。S-WORKSの黒タマだけでも笑いが止まらないのに、eTapとのセット。もう無敵です。ミドルハイトのホイールと相まって非常によく進みます。チポッリーニみたいに変な癖もないので勝利を量産っていうのも良く分かるなぁと。