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精神世界(心霊)への『科学的』アプローチで「霊的」尊厳を確立すると同時に“インチキ宗教”の撲滅を!

心理学者カール・グスタフユング(共時性の原理),「反哲学史」(講談社学術文庫)の木田元教授,飛騨福来心理学研究所長,山本健造博士(「六次元弁証法」福来出版)は哲学,心理学の観点から精神世界の存在を論証し,山本博士は千里眼,念写,予知夢,「虫の知らせ」等,精神エネルギー(霊力)を論じた.

確かに脳細胞により「精神」は受信,記憶,再生,送信される.脳の身体的損傷は明らかに人を狂わせるが,毎日大量に死滅し再生される脳細胞が“テープ”の様に「精神」を刻み込んで“記憶”を保存するか?これでは精神が“脳”に作用,反作用して身体を動かす事の説明がつかない.精神が脳の「産物」なら,身体を離脱可能の筈だし「機能」なら,その“機能”が“母体”に反作用して身体を動かす事はできない.

第一に精神は“物質”ではないし,自然界において物質それ自体が精神を発生せしめるとか起動させるとかの現象はない.昔から「魂が宿る」との考えはあるが,精神を“物”とは捉えない.むしろ逆に真空状態の試験管内に“波動”が生じ,粒子が発生する事実が量子力学の実験で実証された.これは直ちに“神”だの“霊界”だのを実証する訳ではないが,宗教界を勢いづけてカルト組織に悪用された場合も多い.

見えない「波動」「磁場」はあるだろう.動物にも根拠が不明確な“危険察知”能力があり,人間も多くの場合「気」を感知する.この「気」は客観的に計測は不能だ.それ故精神エネルギーの研究は宗教に直結しやすいが,昔世間を騒がせたユリ・ゲラー,クロワゼット博士らの例を佇ずとも現実に犯罪捜査に予知,透視の能力者が活躍し「気」の力で病気を治癒する人もいる.予知夢は私も経験したし,かなり正確な予言をした占い師にも会った.精神力は未知数である.

皮肉にも精神エネルギーの研究を重視した国は無神論(唯物論)を国是とする旧ソ連で軍事利用に応用して通信,探知等への利用を図った.唯物論は“魂”を否定し,人間を“動物”として解放を説く.同時に霊的人格を否定し,人の“心”を客観合理的に計測,統制できるとの信仰を生み,価格独占,配給統制,強制ノルマ,洗脳教育,思想改造に狂奔した.レーニン「国家と革命」の世界はアンドロイドの共和国みたいで気持ちが悪い.

精神は計算機能でなく,ロボットは精神を持たない.只“幽霊”現象は体験者が感知したエネルギ-をその人の観念で形象化し言語化した疑いがある.

自然界に於て物質が精神を発生させたり起動させるとかの現象はない.また精神は物質でも計算機能でもない.確かに脳細胞を介して働くが,精神は“脳”に作用乃至反作用して肉体を動かす筈だ.

精神世界や精神エネルギーは未知の世界で私達は未だ予知ないし透視能力ばかりか“夢”についてさえ満足な説明を受けない.俗に言う“虫”の何とかについても“気”についてもだ.

人間は計算機能や思考回路,探知能力だけではなく「論理」を超えた感情,洞察力を有して思慮を持つ.例えば亡父は生前にパソコンの囲碁に凝っていたが,父がわざと非常識で変な打ち方をすると「引っ掛かり」混乱する事が多い.

SF映画でもアンドロイドをやっつけるのに,わざと非常識な行動で混乱させ自爆させる場面がある(W.シャトナーがカーク船長を演じた「スター・トレック」の旧版).「フランケンシュタイン博士」の人造人間は“人格”までは与えられなかった.まあ映画の話だが….

人間は機械に察知能力や計算機能,データ保存などの思考回路を与える事はできるかも知れない.しかし学習能力を持っても「気」を感じ,読み取る「洞察力」,“論理”“悟性”を超えた「理性」,感動とかの「情」を与えうるか?!

もしも無理に学習能力を与えたり,高度な「判断力」を与えたら思考が偏ったり,極端な決断をし「自己計算」で活動する怪物を産むのではないか?映画「2001年宇宙の旅」の「ハル」の様に無機質な統制機能で反乱を起し,結果的に破壊しなければならない様な怪物を!

一説には「世界支配」を企む者達はコンピュータによる“世界経済”の管理を企図するとも言われる.しかし,市場での需給均衡さえ非合理な欲望,感情,趣味嗜好などで変動し流動する.人を画一化し,画一的に管理できると考えた共産主義の悪夢を想起する.レーニン「国家と革命」はアンドロイドの共和国みたいな感じだ.

コンピュータに依拠した管理統制への道を人類は歩んでいるのか?或は何かの映画の様に高度なロボットの知能は,物理的に把握不能な“磁場”を生み出し「魂」を持てる様になるのか?恐らくそれは人に従順ではない.きっと「ドラえもん」みたいなお友達は架空の話にしかない.「宇宙戦艦ヤマト」のアナライザー(分析屋)か「スター・ウォーズ」のロボット位に留めておいた方が無難ではないか?はっきり言ってロボットに自由意思を与える様な試みには危険を感じるのだ.

目に見えないものを感じる霊体験 脳科学的に不思議でない